橿原だより

平成29年5月6日

有楽流献茶祭

 5月5日(金)有楽流宗家 織田 宗裕(おだ そうゆう)氏奉仕による献茶祭を斎行しました。
 祭典中、織田 宗裕氏が濃茶と薄茶を点て、祭員がご神前にお供えしました。
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 有楽流は織田 信長の実弟、織田 長益(おだながます)に始まる茶道の流派の一つです。織田 長益は千利休に師事し有楽斎如庵(うらくさいじょあん)と号しました。織田 宗裕氏は17代目宗家。
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 織田 宗裕氏は
「神前では真っ直ぐな気持ちで奉仕をし、奉仕をしたあとは清々しい気持ちになる。」
と述べられました。
 献茶祭後は、文華殿(織田家旧柳本藩邸の表向御殿)にて拝服席を設けお茶を振る舞われました。また、当日は表千家、裏千家も拝服席を設け境内地は終日賑わいました。

平成29年5月5日

新緑の季節

ゴールデンウィークも後半に入って参りましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

5月に入り、日中は汗ばむほどの陽気が続き、橿原神宮へ御参拝の方々にも半袖姿や日傘姿の方を多く見かけるようになりました。
今の時期は境内地内のつつじも満開となり、香しい香りが辺りに広がっています。

ゴールデンウィーク①

また、南神門を抜け、外拝殿を望めば、背景の畝傍山の木々の色目も冬の時期とはまた違った、青々とした色目に変化。実に気持ちの良い景色が広がっています。
ゴールデンウィーク②

桜の時期を追え、本格的な新緑の季節を迎えた橿原神宮。
朝晩の寒さも緩み、日中過ごしやすいこの時期に是非とも御参拝をいただければ幸いでございます。

平成29年5月3日

大和の里山を彩る深紅の花

前回に引き続き、新しく生け替えられた嵯峨御流 境将甫氏のいけばなをご紹介します。

H29.04.27 いけばな

様式は、前回の「瓶花(へいか)」を発展させた生け方で、「想い花(おもいばな)」という型を取り入れております。

想い花は限りなく膨らむイメージに想いを託して生けるのが特徴で、生ける人の感情などが実に表される作品です。

花材は、キリシマツツジとユリの2種が贅沢に用いられ、奈良の葛城山に咲くツツジの情景を捉えた鮮やかな作風となっております。

当神宮でも深田池周辺をはじめ境内地に白や桃色のたくさんのツツジが見頃を迎えており、多くの参拝者の方に御覧頂いております。

行楽日和が続く中、新緑の中で咲き競うツツジをこのいけばなから感じて頂けたらと思います。

               (嵯峨御流 境将甫氏WEBサイト:蓮林

平成29年5月1日

戦勝を祝う歌舞『久米舞』

4月29日(土・祝)に崇敬者の参列を得て昭和祭を斎行しました。昭和祭は戦前から戦後という激動の時代に日本を導かれた昭和天皇の御聖業を仰ぎ、皇室の弥栄と国家の繁栄、そして平和を祈る祭典です。
久米舞
橿原神宮では年に二度、4月29日の「昭和祭」と11月23日の新嘗祭で久米舞を奉奏します。久米舞は神武天皇が現在の宇陀市の豪族を討った時の勝利を祝って詠んだ御製(歌)にあわせて久米部(くめべ)の兵士が勝ちどきを上げて舞ったのが起源とされています。現在では、天皇陛下の即位後初めて行われる新嘗祭(にいなめさい)である大嘗祭(だいじょうさい)や橿原神宮などで奉奏されています。久米舞は国風歌舞(くにぶりのうたまい)に分類されます。国風歌舞は上代歌舞(じょうだいのうたまい)とも呼ばれています。これは日本に大陸から異文化が入ってくる前から伝わってきた日本独自の歌と舞という意味です。日本書紀では宮中で舞われる久米歌の声の太さ細さ、舞う際の手の広げ方などは古式に則って奏しているとあり、その歴史の古さや重要性を物語っています。
神武天皇の東遷は近畿に入ってから多くの困難に見舞われます。そして事あるごとに歌が歌われます。時に勝利を祝い、時に合図に使い、時に思いを伝える。歌の力は日本の国作りに必要不可欠でした。久米舞は遠い昔の出来事を今に伝えています。

平成29年4月27日

「嵯峨御流」いけばなの紹介

春風の心地よい季節となりました。

今回は、橿原神宮庁(社務所)大玄関に飾られているいけばなをご紹介します。

H29.4.20 いけばな

このいけばなは、華道家・暁湖斎 境将甫氏による作品です。

境氏におかれましては、昨年、秋季特別公開させて頂いた重要文化財の文華殿(織田家旧柳本藩邸の表向御殿を移築、復元した建物)で「いけばなの愉しみ方」を題材に拝観者に特別講演講師としてお話を頂きました。

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暁湖斎 境将甫(ぎょうこさい さかいしょうほ)氏 プロフィール
 1972年生まれ
 華道嵯峨御流・正教授・本所講師 飛鳥司所所属・役員
 大学在学中に嵯峨御流入門
 生花コンペティション優秀賞受賞
          (蓮林HP:http://renrin.net/index.html
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様式は、花材と花瓶との調和を図りながら、自然の枝ぶりの美しさが簡潔にいけ表された「瓶花(へいか)」。

花材は、バラの花を中心にタマシダとギンバが添えられてます。

見頃だった桜の時期が終わり、新緑へと移りゆく風薫る作風となっております。

お花の入れ替えは不定期ではございますが、季節の訪れを感じられるいけばなを社務所近くにお立ち寄りの際は是非、御覧頂けたらと思います。

平成29年4月20日

下種奉告祭

 「斎庭(ゆにわ)の稲穂の神勅」は日本書紀の天孫降臨の場面に記されている三大神勅の一つです。
 天照大御神様が高天原で召されている神聖な田の稲穂を我が御子に与えようという内容の神勅です。
 このことからも分かるように稲作と神道は深い関係にあります。

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 橿原神宮では、4月17日(月)神楽殿にて忌種(いみだね)を今年初めて蒔くことを奉告する下種奉告祭(げしゅほうこくさい)が斎行されました。
 続く5月には苗代で育てた稲を神田に植える御田植祭、10月には稲穂を抜く抜穂祭(ぬいぼさい)が斎行されます。
 多くの祈りをもって育て、収穫し、感謝を込めて神様にお供えをする。
 米は日本人の主食として何よりも大切にされてきた証といえるのではないでしょうか。

平成29年4月15日

季節の移ろいを感じて

 朝晩の冷え込みも徐々に緩やかになり、過ごしやすい気候が続いております。橿原神宮周辺の桜も、花に交じって若々しい葉が顔を出し、季節の移り変わりを伝えています。

平成29年桜
 今年の桜は、天気は崩れるものの桜の花が散ってしまう様な大雨は無く、比較的桜を楽しめる期間が長いように感じています。

 そんな桜の花も見頃を終えた4月の下旬、橿原神宮では昭和祭(4/29)が執り行われます。内拝殿前の内庭で、「久米舞(くめまい)」が奏される為、良いお天気に恵まれればと今から祈っております。

◆神武天皇の軍勢が敵方との戦で勝利を治め、その勝利を祝う歌舞が起源となった舞、「久米舞」

◆神武天皇の軍勢が敵方との戦で勝利を治め、その勝利を祝う歌舞が起源となった舞、「久米舞」

平成29年4月8日

春の神武祭 アートの紹介

アート展示「YATAGARDEN~八咫road~」(提供奈良芸術短期大学)
と題して、境内に多くの八咫烏のアートが展示されています。
IMG_八咫烏リサイズ
八咫烏は当宮御祭神、神武天皇を熊野の地から大和まで案内をされた神様です。様々な姿勢をとっていますので、探してみてください。

外拝殿には三橋 玄(みつはし げん)氏作の奉納竹アート「金鵄」が展示されています。
IMG竹アートリサイズ
金鵄はナガスネヒコとの戦の際、神武天皇を勝利に導いたと伝えられている瑞鳥です。
ライトアップによって光り輝く姿は日本書紀の再現のようです。
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ライトアップ期間  4月9日(日)迄  午後4時~午後8時
場所       「YATAGARDEN~八咫road~」
          橿原神宮南神門前他

         「金鵄」
          橿原神宮外拝殿前
        ※「金鵄」の展示は月末迄展示予定

平成29年4月7日

春の神武祭 文華殿特別公開

本日4月7日(金)から4月9日(日)の3日間、文華殿(重要文化財)が
特別公開されています。
桜が満開となり春の香りのする文華殿にぜひ足を運んでください。

♦見ごろを迎えています

♦見ごろを迎えています

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【文華殿特別公開期間】
4月7日(金)~9日(日)
午前10時~午後4時

平成29年4月6日

御鎮座130年に向かって

4月がはじまりました。
橿原神宮では4月2日(日)、3日(月)の気持ちの良い晴れ渡ったお天気の中、祭典が執り行われました。

4月2日は「御鎮座記念祭」が粛々と斎行。

◆斎服に身を包み、御鎮座記念祭に奉仕する為、内拝殿へ向かう神職

◆斎服に身を包み、御鎮座記念祭に奉仕する為、内拝殿へ向かう神職

また翌日、御祭神の神武天皇が崩御された日である4月3日には「神武天皇祭」が執り行われました。

◆桜はまだ満開まで至らないものの、この時期らしい晴天に恵まれた神武天皇祭

◆桜はまだ満開まで至らないものの、この時期らしい晴天に恵まれた神武天皇祭


◆昭和15年、「皇紀二千六百年奉祝会」に合せて作舞作曲された「浦安の舞」
が奉奏されました

◆昭和15年、「皇紀二千六百年奉祝会」に合せて作舞作曲された「浦安の舞」
が奉奏されました

昨年度は神武天皇が崩御されて2600年という節目の年であった為、4月3日は「神武天皇2600年大祭」として盛大に祭典が斎行され、祭典後には天皇皇后両陛下にも御参拝いただくことが出来、橿原神宮にとって大変感慨深いものとなりました。

また3年後の東京オリンピックが開催される年には御鎮座130年を迎えます。

新年度がはじまり、これから御鎮座130年に向けて、改めて日々邁進していかなければと感じいった次第です。

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