お知らせ

令和6年04月27日

「下種奉告祭」斎行の御報告

4月24日(水)午前10時より「下種奉告祭げしゅほうこくさい」を斎行致しました。

「下種奉告祭」は、新嘗祭にいなめさいをはじめ年中諸祭典にお供えするお米の種をくにあたり、毎年4月に執り行われます。

祭典では斎主の祝詞奏上に続き、御神前お供えされた「忌種いみだね:清浄な籾種」が斎主より作長へと授けられました。

忌種から育てられた苗は、6月斎行の「御田植祭おたうえさい」にて神饌田しんせんでんへと植えられます。

令和6年03月31日

皇學館大学名誉教授 岡田登先生特別講演会のお知らせ

47日(日)午後2時より皇學館大学名誉教授 岡田登先生による特別講演会を開催致します。

神武天皇が東征において熊野灘から上陸した比定地については諸説ありますが、「熊野荒坂津亦名丹敷浦」もその一つです。丹敷浦はいまの三重県大紀町にあたります。
昭和初年までは大紀町から熊野灘産の海産物を奈良県へ運ぶ「いよの道」が存在しており、この道は熊野の海と大倭を最短で結ぶ道であり、神武天皇がこの道を歩いたとも考えられています。

46日(土)から47日(日)にかけてこの「いよの道」を歩く行事として「マラニック」が開催されます。
「マラニック」とはマラソンとピクニックの語を組み合わせた造語で、地域の景色や自然・町並みや歴史にふれてのんびり走る行事です。

このたび、指導助言をされた皇學館大学名誉教授 岡田登先生により、マラニック開催の意義について御講演頂きます。

【特別講演】
「第1いよの道マラニック開催の意義」~神武天皇建国の道 丹敷にしき(錦)から橿原へ~

【講師】
皇學館大学名誉教授 岡田登先生

【場所】
貴賓館

【参加費】
無料

【その他】
参加記念品として特製木管キーホルダーをお渡しします。

【岡田先生プロフィール】
昭和27年、三重県四日市市生まれ。昭和49年皇學館大学文学部国史学科卒業。同53年同大学院博士課程中退。同大学助手・講師・助教授・教授。平成29年退職、名誉教授。同30年~令和5年放送大学三重学習センター客員教授。平成28年~令和2年神武天皇論並びに橿原神宮史編纂委員。専門、日本考古学・日本古代史・伊勢大神宮史。関係著書・論文多数。

【お問い合わせ】
参加御希望の方は下記の電話番号にお問い合わせ下さい。
担当窓口    橿原神宮教化渉外部きょうかしょうがいぶ
電話番号    0744-22-3271
受付時間    午前9時から午後4時まで

令和6年03月26日

奉納コンサート「神武東征 次世代に伝える森へのメッセージ 紀元2700年に向かって」開催のお知らせ

428日(日)にNPO法人音楽の森による奉納コンサート「神武東征 次世代に伝える森へのメッセージ 紀元2700年に向かって」を開催します。

橿原神宮の森は紀元2600年を奉祝するため昭和15年にあわせて、多くの人々の手により造られました。
しかし森が誕生してから84年が経ち、少しずつ森が傷んできました。
このため現在当神宮では森を次世代に繋ぐために16年後の紀元2700年に向けて森の整備事業を行っております。
橿原神宮の森について知って戴くきっかけとしてNPO法人音楽の森による奉納コンサートを開催する運びとなりました。

奉納コンサート「神武東征 次世代に伝える森へのメッセージ 紀元2700年に向かって」

【日 時】令和6428日(日) 17時開演(開場16時)
【出 演】荒井敦子、南かおり、まつぼっくりファミリー合唱団、村尾藍、大山りほ、
     池田安友子、饗庭凱山、鳥本泰子
【入場料】無料(先着500名)
【申 込】当日14時から橿原神宮南休憩所にてチケット配布
【お問い合わせ】 橿原神宮教化渉外部きょうかしょうがいぶ 電話:0744-22-3271

※特別整備事業についてはこちら

令和6年03月11日

「第十三期海軍甲種飛行予科練習生 第五十一回戦没者慰霊祭」斎行の御案内

414日(日)午前11時より、橿原神宮内 若桜友苑にて「第十三期海軍甲種飛行予科練習生 第五十一回戦没者慰霊祭」を斎行致します。

「第十三期海軍甲種飛行予科練習生戦没者慰霊祭」は、大東亜(太平洋)戦争の末期、祖國存亡の危機に一身を投じ学業半ばにして海軍飛行機搭乗員を志願された「第十三期海軍甲種飛行予科練習生」出身の戦没者一千余名の英霊をはじめ、我が国の平和の為に殉職された先人達を偲び、平和を願う祭典です。

祭典内では斎主の祭詞奏上に続き、巫女による神楽「浦安の舞」を奉奏し、平和を祈念致します。

昨今、国際情勢は極めて厳しい状況が続いております。皆様方には、ひとりでも多く御参列いただき、尊い生命をかけて祖国のために殉じられた英霊に、慰霊の誠を捧げていただきたく存じます。

「第十三期海軍甲種飛行予科練習生 第五十一回戦没者慰霊祭」
【日 時】令和64月14日(日)午前11時より
【場 所】橿原神宮内 若桜遊苑
【参 列】御参列御希望の方は325日までに奉賛部ほうさんぶまで御連絡下さい。
     「殉国の碑」維持管理のため、供花料の御奉納をいただければ幸いでございます。
【お問合せ】橿原神宮庁 奉賛部ほうさんぶ
      0744-22-3271
(代表)午前9時~午後4時まで

 

海軍飛行予科練習生かいぐんひこうよかれんしゅうせい

通称「予科練よかれん」と呼ばれています。
第一次世界大戦以降、航空機の需要が世界的に高まる中、より若いうちから基礎訓練を行うことで熟練の搭乗員を多く育てようと、昭和5年より開始した教育制度です。
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才半から17才までの少年を全国から試験で選抜し、搭乗員としての基礎訓練をするもので、制度が始まってから終戦までの15年間で約24万人が入隊し、うち約24千人が飛行練習生課程を経て戦地へ赴きました。
特別攻撃隊として出撃したものも多く、戦死者は8割の19千人にのぼっています。

(甲種予科練=中学41学期終了程度の学力を有する満16歳以上20歳未満のもの)
(乙種予科練=高等小学校卒業程度の学力を有する満14歳以上20歳未満のもの)

令和6年03月07日

「長山稲荷社 初午祭」斎行の御報告

 

37日(木)午前11時より「長山稲荷社 初午祭」を約70名の参列を賜り斎行致しました。

祭典は、奉納された提灯・のぼりが社殿や参道に掲げられる中、賑々しく執り行われ、斎主の祝詞奏上に続き、巫女により神楽「浦安の舞」が奉奏されました。

本年は4年ぶりに、「大当たり福引」や、南神門前での「開運餅まき」が行われた他、祭典後に「旗飴はたあめ」を御参拝の皆様にお頒ち致しました。
晴天に恵まれたこともあり、長山稲荷社をはじめ境内は多くの参拝者で賑わいました。

 

旗飴はたあめ

細長い木の棒に紙でできた様々な色の旗を貼り付け、その旗の上(棒の先端)に飴をつけたものであり、幟の様な形状のため「のぼり飴」と呼ぶ地域もあります。
奈良県の中南和地域には、2月初午の日にお稲荷さんにお供えした旗飴を、子供たちが周って集めるといった風習がありました。
現在、奈良県下においても旗飴は作られることが少なく、当神宮では旗飴が描かれた袋にパイン飴を入れる形でお頒ち致しました。行事としての形は違いますが、風習を次代へと継承すべく今後も続けて参ります。

 

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