橿原だより

平成29年9月4日

【10/1講演会のご案内】『神武天皇御東遷と橿原宮御即位について』

 橿原神宮では、10月1日(日)に皇學館大学名誉教授であり考古学・古代史学者の岡田登(おかだ のぼる)氏を招き、特別講演『神武天皇御東遷と橿原宮御即位について』を開催致します。

岡田先生 mini_リサイズ_トリミング

 いまなお、各地で語り継がれる口伝と伝承を丹念に紐解きながら、神武天皇御東遷の聖蹟を訪ね、その風土に耳を傾け続けた考古学・古代史学者が語る神武天皇論。「戦後の歴史学界では、『日本書紀』や『古事記』の記述は編纂者の造作で信用できないという前提ができ、神功皇后以前の14代の天皇は実在しないと考えるのが通説となったが、そうした学界に遠慮するのではなく、反論できる力をもたなくてはならない。

 神武天皇御東遷の道を実際に歩くなどして考察を深めた研究を振り返り、考古学や文献資料だけではなく、歴史の舞台に立ってその時代の有りようを知ることで、本当の意味での歴史学が成立する」と語る岡田登氏が戦後の歴史学界に一石を投じる最新の考古学・古代史研究により講演します。皆様お誘い合わせの上、是非ご来場下さい。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
【日時】平成29年10月1日(日) 14:00~16:00(開場13:30)
【場所】橿原神宮会館(橿原神宮境内)
【料金】聴講料無料(テキスト代300円)※予約不要
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

平成29年8月12日

小さな秋の足音(第8回嵯峨御流いけばな紹介)

 立秋が過ぎ、日差しや肌に感じる暑さも秋の気配がしてきました。

 今回の境将甫氏のいけばなは、ピンク色のユリがふんだんに使われた優しい印象を受ける作品となっております。

いけばな 第8回➀

 様式は「飾盛体(しょくせいたい)」、花材は「ユリ・グラジオラス・パンパスグラス」の三種です。

 ユリを円を描くように生け、残りの二種の花は線として捉え、球体の花器との全体が一つとなるように花をデザインして生ける事を重要とする様式です。

いけばな 第8回➁
〈写真 左上:グラジオラス/左下:パンパスグラス/右:ユリ〉

 パンパスグラスの光沢のある羽毛のような柔らかい花穂(かすい)が、陽だまりによってピンク色のユリとグラジオラスを引き立たせ、秋の訪れを知らせてくれる作風となっております。

              (嵯峨御流 境将甫氏WEBサイト:蓮林

 

平成29年8月8日

第68回 林間学園の風景【最終日のご報告】

 先日5日(土)で林間学園が無事終了致しました。初日は急遽警報の為に休園となってしまいましたが、その後はお天気も晴れ間が続き、無事に各教室で授業を行う事が出来ました。こちらでは最終日の模様を少しではありますがお伝え致します。

【最終日/科学教室】葉脈を浮き出させる実験。薄い葉を破らない様、力加減を考えながら、真剣な表情で取り組んでいました。

【最終日/科学教室】葉脈を浮き出させる実験。薄い葉を破らない様、
力加減を考えながら、真剣な表情で取り組んでいました。


【歴史教室】普段は入ることが出来ない施設を特別に見学いただきました。
写真は天理・柳本町にあった藩邸の一部を移築した建物である、重要文化財
柳本藩藩邸旧織田屋形 文華殿。移築前は小学校に使われていました。

【歴史教室】普段は入ることが出来ない施設を特別に見学いただきました。
写真は天理・柳本町にあった藩邸の一部を移築した建物である、重要文化財
柳本藩藩邸旧織田屋形 文華殿。移築前は小学校に使われていました。

【図工教室】期間中に製作した作品を一同に展示。紙粘土でそれぞれ顔を作り
上げ、着色を施し、限られた時間の中で皆思うままに自分の作品を作り上げました。

【図工教室】期間中に製作した作品を一同に展示。紙粘土でそれぞれ顔を作り
上げ、着色を施し、限られた時間の中で皆思うままに自分の作品を作り上げました。

【図工教室】暑い中取り組んだ版画や境内で描いた風景画の数々も展示。

【図工教室】暑い中取り組んだ版画や境内で描いた風景画の数々も展示。

【音楽教室】閉園式で4日間の練習の成果を、歌と合奏で披露してくださった音楽教室の皆さん。

【音楽教室】閉園式で4日間の練習の成果を、歌と合奏で披露してくださった音楽教室の皆さん。

【橿原神宮子供会】日本の神話を分かり易く、楽しく伝える為、若手神職や
巫女による、毎年恒例の紙芝居が閉園式後行われました。

【橿原神宮子供会】日本の神話を分かり易く、楽しく伝える為、若手神職や
巫女による、毎年恒例の紙芝居が閉園式後行われました。

 
 今年は昨年に比べ80名程多い皆さんに御参加をいただきました事、誠にありがとうございました。来年も皆さんに御参加いただけるようであれば幸に思います。

平成29年8月7日

第68回 林間学園の風景【第2・3日目のご報告】

先日5日(土)無事に閉園を迎えた林間学園。相応しい晴天の中、各教室で行われた学習の模様をお伝え致します。

【第2日目/図工教室】境内の色々な場所での写生会。(※写真:普段一般の方は入ることが出来ない勅使館前を林間学園期間は特別に開放)

【第2日目/図工教室】境内の色々な場所での写生会。(※写真:普段一般の方は入ることが出来ない勅使館前を林間学園期間は特別に開放)

【第2日目/音楽教室】最終日に発表も控えている音楽教室は神宮会館で練習を重ねました。

【第2日目/音楽教室】最終日に発表も控えている音楽教室は神宮会館で練習を重ねました。

【第2日目/スポーツ教室】午後からは遊苑で球技大会と、畝傍山への登山に分かれて取り組みました。球技は暑い中にも関わらず約1時間半、大いに盛り上がりを見せました。

【第2日目/スポーツ教室】午後からは遊苑で球技大会と、畝傍山への登山に分かれて取り組みました。球技は暑い中にも関わらず約1時間半、大いに盛り上がりを見せました。

【第2日目/畝傍登山】毎年恒例の畝傍山への登山。道中は木々が直射日光を遮ってくれ、意外と涼しく感じました。

【第2日目/畝傍登山】毎年恒例の畝傍山への登山。道中は木々が直射日光を遮ってくれ、意外と涼しく感じました。

【第3日目/歴史教室】先生からの質問に積極的に手が上がっていた考古学の授業風景。

【第3日目/歴史】先生からの質問に積極的に手が上がっていた考古学の授業風景。

【第3日目/オリエンテーリング】全教室共通で境内のチェックポイントを巡ります。広大な境内の中、自分達が今どこにいるのかを把握する事に苦労しながらも、チームで協力して次のポイントを目指します。

【第3日目/オリエンテーリング】全教室共通で境内のチェックポイントを巡ります。広大な境内の中、自分達が今どこにいるのかを把握する事に苦労しながらも、チームで協力して次のポイントを目指します。

【第3日目/オリエンテーリング】チェックポイントの1つである長山稲荷社。鳥居をくぐると、周りが森に囲まれた涼しげな空間が広がります。

【第3日目/オリエンテーリング】
チェックポイントの1つである長山稲荷社。鳥居をくぐると、周りが森に囲まれた涼しげな空間が広がります。

平成29年8月3日

第68回林間学園 開園

 第68回 林間学園が本日無事開園致しました。
本年は昨日の大雨警報の影響で初日が残念ながら休園となり、4日間の開催となります。本日は朝方心配されたお天気も徐々にこの時期らしい晴間が広がり、林間学園にふさわしい天候となりました。

第68回林間学園_3

 今回は昨年に比べ80名程多い270名の皆さんのお申し込みをいただき、大変嬉しく感じております。御参加いただくお子様の保護者の皆様にも、お弁当の準備や送迎等御協力をいただきますが、どうぞ最終日までよろしくお願い申し上げます。

〈昨日延期となった開園式も予定通り開催。〉

〈昨日延期となった開園式も予定通り開催。〉

〈開園式後は内拝殿に正式参拝へ。太鼓の音がぴりっとした空気を醸し出す中
お参りいただきました。〉

〈開園式後は内拝殿に正式参拝へ。太鼓の音がぴりっとした空気を醸し出す中
お参りいただきました。〉

平成29年8月1日

林間学園初日 休園のお知らせ

 本日より開催予定でありました、林間学園は午前7時30分を経過した現在も気象情報警報が発令されている為、規定の通り休園とさせていただきます。
御参加の皆様には大変御迷惑をお掛け致しますが何卒御理解の程よろしくお願い申し上げます。

———————————————————————————————————————-
※明日8月2日(水)予定通り開園の場合は、朝の会(8時50分~9時10分)後の第1時限(9時20分~10時10分)に本日延期の開園式を予定しております。
※授業は8月2日(水)分から開始とさせていただきます。(初日分は中止)
———————————————————————————————————————-

平成29年7月13日

「さらら姫」就任報告に橿原神宮へ

 梅雨空と夏空が入り混じる天気の中、今年も「さらら姫」の皆さんが就任報告に橿原神宮へお越しくださいました。橿原市観光親善大使である「さらら姫」の皆さんは、橿原市の魅力を広く伝えるため観光事業やキャンペーン等で活躍をされます。

〈手水で身を清め、正式参拝に臨む皆さん〉

〈手水で身を清め、正式参拝に臨む皆さん〉

 当日は、大変蒸し暑い気候にも関わらず、爽やかな笑顔で参拝に臨まれたさらら姫の皆さん。これから1年間、橿原市の魅力を広くPRするご活躍を、心よりお祈りしております。

〈正式参拝後、内拝殿前の外院斎庭にて〉

〈正式参拝後、内拝殿前の外院斎庭にて〉

平成29年7月7日

凛とした、二作のいけばな(第7回嵯峨御流いけばな紹介)

 一年の半分が過ぎ、7月となりました。今回、2つのいけばなをご紹介したいと思います。

いけばな 第7回➀

 まず始めに、花器の水際から垂直に一本に出るいけばな(写真左)は、「心粧華(しんしょうか)」という花形の中の様式で「祈り花」と言います。

 この様式は、植物本来の美しさ、生命の尊さに手を合わせる心が由来とされております。

 花材は「イトバショウ・ユリ・シャクヤク」の三種。イトバショウの大きな葉を斜めに生けることで、前から見た時の印象が重たく感じることの無い斬新な作品に仕上がっております。

 また、2つ目のいけばな(写真右)は「生花(せいか)」です。

 花材はシンプルに一種、「アガパンサス」という青紫色の花が用いられております。

いけばな 第7回➁

 この「アガパンサス」という名前は、ギリシャ語の「アガペー(愛)」と「アントス(花)」という2つの言葉の組み合わせによるものだと言われております。 

 また花言葉は「無償の愛」と言われており、見返りを求めない、凛とした立ち姿のとても美しい花です。

 今回は2つのいけばなを同時にご紹介させて頂きました。瑞々しいこの2つのいけばなから少しでも涼を感じて頂けたらと思います。

              (嵯峨御流 境将甫氏WEBサイト:蓮林

平成29年7月3日

半年間の罪穢れを祓う「夏越大祓」

 一年の折り返し月である先日6月30日、橿原神宮では夏越大祓が執り行われました。今年も御参列の皆様と共に大祓詞を奏上した後、罪穢れを形代(かたしろ)へ移し、半年間の罪穢れを祓い清めました。

<神職並びに参列者が形代に罪穢れを移します>


<罪穢れを移した形代を神職が集めます>

 この日多くの神社で夏越大祓が執り行われる中、橿原神宮の大祓には昨年より100名以上多い320名の方に御参列をいただきました。御参列の皆様には改めて御礼申し上げます。

<大祓後は皆様にお神酒を受けていただきました>


<神事後は雨空も晴れ渡り、清められた様な青空に>

 梅雨時期という事もあり昨年に引き続き屋内での神事となりましたが、大祓後の澄み渡った空は半年間の罪穢れが洗い落とされた様な、実に気持ちの良い青空となりました。この新しい半年間が皆様にとって活力溢れるより良いものとなりますよう、御祈念申し上げております。

平成29年6月26日

体用想応(第6回嵯峨御流いけばな紹介)

 この時期らしい蒸し暑い気候が続き、橿原神宮を訪れる参拝者の方々も半袖姿の方が多く見受けられるようになりました。

 今回御紹介する境将甫氏のいけばなは遊び心を持った作品に仕上がっております。

いけばな 第6回

 様式は「生花」を応用した型で『体用想応(たいようそうおう)』といい、格を保ちながらも、あえて格から遠ざかった生け方のことを指します。

 嵯峨御流の生け方を守った上で、空間に変化を与える生け方が施されております。

 花材は、➀一番上に無数に伸びているドウダンツツジ、➁球体状に花をつける紫のギガンジューム、➂ピンク色のユリ、➃ユリの足元にあしらったゴッドセフィアーナ、➄先に細長く伸びるニューサイランの五種です。

 ギガンジュームは別名”花葱”といい、タマネギの花と瓜二つの形をしております。また、ニューサイランはニュージーランドの花で、ニュージーランドを漢字表記すると「新西蘭」と書きます。この「新」を英語に直し、「西蘭」を日本語で呼んだことから「ニューサイラン」という酒語を利かせた名前となったそうです。

 「華道」の様々な約束事の中に遊び心を取り入れることで、空間を活かした迫力のある作風となっております。

 空間に合わせた生け方を五感で感じられるのもいけばなの趣かと思います。

              (嵯峨御流 境将甫氏WEBサイト:蓮林

1 2 3 11

gbv